#06 : Alteryxサンプルワークフロー「セールスパイプライン分析」- Alteryx & Tableau 連携 Advent Calendar 2018

#06 : Alteryxサンプルワークフロー「セールスパイプライン分析」- Alteryx & Tableau 連携 Advent Calendar 2018

Clock Icon2018.12.06

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当エントリは『Alteryx&Tableau連携 Advent Calendar 2018』シリーズの6本目のエントリです。

当エントリでは、Alteryx Designerの実行ワークフローサンプル「Sales Pipeline Analysis(セールスパイプライン分析)」の内容を紹介します。

目次

「本日のテーマ」概要紹介

AlteryxとTableauはそのツール特性から非常に相性が良く、製品間それぞれにパートナー企業としての(特集)ページが設けられています。

本日は、Alteryx Designerの「Sample Workflows」にて展開されている「Tableau Starter Kit」の中で、「Data Preparation」配下の「Sales Pipeline Analysis(セールスパイプライン分析)」というサンプルワークフローについて見ていきたいと思います。

このワークフローでは、このワークフローでは、複数のSalesforce.comテーブルの機会データをブレンドして集計し、担当者の販売リードのクローズ比率を測定し、チームや地域別に分析して担当者のパフォーマンスを検証し、販売リーダーシップを決定するための情報をTableauワークブックの形式で出力しています。

ワークフローの全体像

サンプルワークフローの全体像は以下となります。

ワークフローを読み解く

入力データは計3つ。いずれもyxdb形式です。

  • Salesforceの案件データ
  • Salesforceからの機会分割データ
  • Salesforceのユーザーデータ

データを結合する前に、1つめのデータに対してはカラム「Type」に対して値の変換を行っています。使っているのはSwitchという関数。

ドキュメントには以下の様に記載されています。

Switch(Value,Default,Case1,Result1,...,CaseN,ResultN): 
   Compares a value against a list of cases and returns the corresponding result.
   (値をケースのリストと比較し、対応する結果を返します。)

この事から、設定している内容を読み解くと、

Switch([TYPE],[TYPE]
,"NB","New Business"
,"NBEC","Expand Business")
----
列「Type」を判定し、デフォルト値は「Type」の値とする。
"NB"という値であれば"New Business"に、
"NBEC"という値であれば"Expand Business"に変換する。

という処理を行っている事になります。

Join Toolでそれぞれの情報を結合。合わせてカラム名称もわかり易くリネームしています。

Formula Toolを使い、特定の期間内に案件が作成、またはクローズされたかどうかを示すフィールドを新設。用意したのは以下10項目です。

  1. 3mos_Created
  2. 6mos_Created
  3. 9mos_Created
  4. 12mos_Created
  5. 3mos_Closed
  6. 6mos_Closed
  7. 9mos_Closed
  8. 12mos_Closed
  9. CY_Created
  10. CY_Closed

Filter Toolで、データを「過去12ヶ月の間に作成された」機会に絞り込み。

Transpose Toolを使い、前述のFormula Toolで作成した計10個の項目を横持ちから

縦持ちに変換します。

一部時間部分が省略形で記載されていたカラムに対し、Formula Toolで正式名称に置き換え。

「Type」に設定されている値の内容(Created, Closed)とその値(Value)を横持ちから縦持ちに変換。

そして変換した内容から成約済み(Closed)以外のデータを除去してデータが出来上がりました。

ワークフローの実行・Tableauワークブックの内容確認

画面右上の「Run」ボタン、または「Control」+「R」のショートカットでワークフローを実行。tdeファイル及びワークブックが作成されます。

Browser Toolで生成されたデータの最終形を確認する事も出来ます。

生成されたTableauワークブックを開いてみます。担当毎の情報や全体の進捗状況が確認出来るグラフが確認出来ました。

まとめ

という訳で、『Alteryx&Tableau連携 Advent Calendar 2018』6本目、「Sales Pipeline Analysis(セールスパイプライン分析)」のご紹介でした。

引き続き、明日もお楽しみに!

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